お茶(茶道)について「知・聞・感・楽」

Story no.4

茶の伝来

2014.09.05

歴史は平安時代まで遡ります。遣唐使であった最澄が、中国から仏教の教えと共に、茶の種を持ち帰ったとされています。それが育った茶の木が滋賀県大津市にある日本最古の茶園にあるらしいです。当時伝えられたお茶の飲み方は、茶葉を蒸して臼で突いて固めた「団茶(だんちゃ)」(大判焼きの形)を、必要分だけ煎じて飲んだとのこと。

鎌倉時代になって、栄西が同様に中国から茶の種を持ち帰り、種は弟子の明恵上人に与えられた後、京都北部の栂尾山高山寺境内の茶園で今も育てられているとか。これが現代の日本全国にあるお茶の源流だと、あるTV番組にありました。
その際、栄西は茶の種だけでなく最新流行の茶の飲み方も持ち帰り、彼が書いた喫茶養生記に「茶は体(健康)に良い薬」とされ、それが抹茶を点てて飲む方法だったそうです。彼が開祖である建仁寺で、茶の湯以前の古式喫茶法による“四頭(よつがしら)茶会”(4人の正客と他の相伴客に、天目台に乗せた茶碗(既に抹茶が入っている)が運ばれ、僧が立ったまま湯を注ぎ、茶を点てる(禅と茶をテーマにした東京国立博物館で映像等が展示されてました。)が毎年行われ、茶券は早々に売り切れるそうです。
 
前述のTV番組では、お茶の造られ方も紹介されていました。同じ茶(若葉)なのですが、黒布や葦簀(よしず)等で陽光を遮った暗い所で栽培した柔らかい若葉を蒸し、手揉みしないで石臼で挽いたのが抹茶、手揉みしたものを温めの湯でゆっくりと最後の1滴1滴(玉の露)まで煎じたものが玉露です。

それに対して、同じ若葉でも陽光をたっぷりに浴びる露天で栽培するのが、煎茶用やほうじ茶用などなのだそうです。新茶や煎れ方でこれも美味しいですよね。
なお抹茶は、1時間ほど石臼で挽いて40g(約20人分)位出来ると、同番組で紹介された宇治のお茶屋さんの話でした。また良いお茶の葉を審査することを「拝見」というのだそうです。更にお茶は1種類の葉だけでなく、何種類かの茶葉をブレンドするそうで、それを「合組(ごうぐみ)」と言うとのことでした。それが店の味だそうです。良いお茶は名立たる武将や高貴な方から注文があったり、献上したりし、江戸時代には京都から江戸などに運ばれました。それが「茶壺道中」です。茶壺の中には、濃茶用の極上茶葉を紙袋に入れ、その周りに薄茶用の茶葉をしっかり詰め、道中ガタガタしないように運んだそうです。

届いた茶壺の封を切り、石臼で挽いた抹茶を楽しむのが「口切(くちきり)の茶事」です。このとき、茶壺を床の間に飾り置き、披露する茶道の所作もあります。茶壺と共に,飾り紐や蓋の裂地(きれじ=布地)を鑑賞します。二度ほど稽古したことがありましたが、よく覚えていません。(先生に叱られるなー!!)
お茶では、その時季(11月頃)を“新年”と呼ぶことがあります。

そう言えば、京都のある会館で、石臼で挽いたばかりの抹茶を飲ませて戴きましたが、美味しかったですよー。

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Japanese HIRO

PROFILE

Japanese HIRO()
元矢板市職員、会計管理者で定年退職。今、矢板市商工会職員で残り少々。
体育会系で、汗をかくスポーツ大好きですが、年々体力は減衰。スキー、野球(ソフトボール)、陸上競技(投てき。中学時代は長距離系で県大会にも出場)、学生時代に馬術をちょっと。
文科系の趣味も少々。木版画で年賀を毎年手作りし30年。音楽は抒情系、癒し系が好き。浮世絵や日本画、京都、奈良、文化財等の鑑賞も好き。
アルコールも種類問わず好き。でも今は…。
B型の故か、集中するけど飽きっぽい。
何事も「ヤルなら楽しく」がモットー。

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