お酒に隠された秘密をとき明かします

Story no.1

お酒の泡のはなし

2014.05.18

アワ出る話
酒飲みの皆さんはアワ大好き。

ビール、スパークリングワイン(シャンパン)、ハイボール、酎ハイなどなど・・・。
特にこれからの季節にビールは欠かせません。
午後の仕事は、仕事あがりのあの一杯のためという人多いんじゃないですかね。

ところで、ビールの泡っていったい何物?その真実を探ることにしましょう。
さて皆さん、ビールって造るのにどれくらいの日数が掛かると思われますか。
10日間、半月、1ヶ月、いやいや実は2か月以上掛かるんですね。ですから真夏グイッと飲むビールは実は5月〜6月に仕込みはじめてるんですね。

この2か月以上の醸造期間の中の大半がビールの泡を造り、その泡をビールに溶け込ませるために必要なんです。

ビールの原料は水と大麦とホップ。発芽させた大麦を細かく砕き、ぬるま湯に入れてかきまぜると水飴のようになります。ここにホップと酵母という酒の種を入れると、アルコールが生成され同時に炭酸ガスも発生します。

ビールのアルコール度数は約5%ほどですが、その7〜8割のアルコールが生成した段階で、この発酵途中の液体(もろみと言います)を密閉したタンクに入れて閉じこめて、10度ちょっとくらいの低温で更にゆっくりと発酵させるのです。すると、アルコールと同時に発生する炭酸ガスは逃げ場がなくなり、もろみに溶け込むのです。炭酸ガスは低い温度の液体に溶け込む性質をもっているのです。これを後発酵といい、1ヶ月以上の時間を掛けて炭酸ガスがビールに溶け込むと言う訳です。

こうして2ヶ月以上かけて作られたビールのアワが、酒好きの皆さんの喉をうるおす事になるのです。
今回はこれで終わり。スパークリングワイン(シャンパン)のアワの話はまた後日。
アワてないでお待ちください。

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小川 素市

PROFILE

小川 素市(おがわもといち)
新川屋(しんかわや)酒店三代目。61才。
酒の話になると止まらないという噂も。

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